お金を貸してあげたいけど、貸してもつらいし貸さなくてもつらい

“お正月に義理の兄がなくなって、「どうしよう。葬式代がない」と姉が言うので、葬式代を丸々貸しました。金額は想像にお任せしますが数十万円です。お葬式と言うバタバタした状況下だったので、「貸して」と言われたとき、何も考えずに「お葬式ができないのでは困るだろうし」と「いいよ」とほぼ即答してしまいました。

旦那さんが急死したので、姉がその借金を返すだけの能力はないと思います。義兄は若いころから病気だったので、人並みの給料を貰えるほどの労働もできず、夫婦で住み込みの管理人をしてやっと何とか暮らせる程度のお給料を貰っているという感じでした。

しかしこの夫婦、金遣いが荒いので貯金は全然ありません。なので、私がお葬式代を出した後、「返してもらえるのだろうか」と凄く不安でした。

幸いにして、6か月後に長男君が全額まとめて、私の銀行口座に振り込んでくれました。

しかし、その後の9月に姉が頭を打って緊急手術が必要になりました。「またお金が必要になるから、救急車なんて呼ばなくてもいい」などと言ったのですが、見捨てるわけにもいかず、「お金は貸すから」と言ってしまったのです。
高額医療限度額で10万円迄で済むはずだと思ったこともあるけど、目の前で死にそうになっている人を見たら、ついつい「お金の心配なんてするな」となってしまうのも、仕方がなかったのかもしれません。

この10万円は3か月以上経った今もまだ、1銭も返して貰っていません。

それどころか、11月に姉の次男君から「おばちゃん、ちょっとお金を貸してほしいねんけど」と電話がありました。

仕事が嫌で辞めて、新しい職場が決まったのだけど、お給料の支払い日が前の所と違うので給料が出るまでの10日ほどの生活費がないと言うのです。

「貯金は全然ないの?」などと訊いてみても「ない」と言います。

でも、この時私は思いました。「おばちゃんに言うたら貸してくれるわ」と気軽に考えているのではないのかなあ・・・と。

次男君は友達にもよくお金を借りていると言う話を姉から聞いていたので、これはもう親の金遣いの荒さが遺伝してるんだなと思いました。そして、借金をする人は癖になりやすいと言う話をよく聞くので、「人にお金を借りすことが癖になってない?」と訊いてみました。本人は「大丈夫、絶対に来月お給料が入ったら返すから」と言うのですが、ここで私が貸してしまうのは本人の為に良くないことだと思い、その気持ちを伝えました。

すると姉から「お願いやから貸してやって欲しい」と電話がかかって来たのです。

「本当に本当に、餓死しそうだったら、身内を見捨てるわけにはいかないから貸すけど、餓死しそうなんじゃなくて贅沢な生活をしたいだけじゃないの?私だって楽な生活をしてる訳じゃないんだよ」などと、本音を話しました。

貸すのもつらいし、貸さないのもつらいです。借りる方はどれくらいツラいのかは、私には分からないけど・・・

結局、私は次男君に1銭もお金は貸しませんでした。

数日前に姉から電話があって、「次男は、あちこちの友だちから借金をしてるわ。そのくせゲームを買ったりと贅沢してる」と愚痴ります。

「あのなー。息子のことを棚に上げてないで、お姉ちゃんも早く手術代の10万円、少しずつでも良いから返してよ」と、思いました。

貸した方は「いつ返してくれるんやろ」と気になっているのに、借りた方はもう忘れているのだろうか・・・

借金を重ねている人は、もうこれ、病気だと思いました。”

友人の借金

これは私の友人が借金をした話です。私とその友人は高校のころから同じ部活に入り高校卒業後、私と友人はそれぞれ異なった大学に入ったものの友好関係は続いていました。しかし、大学二回生になったときのある日からその友人とは急に連絡が途絶えてしまいました。私は彼の身に何かあったのかと不安に感じ何とか連絡を取ろうとしたのですが全く連絡がつかず、半年が過ぎました。消息不明になってから半年が過ぎたとき、その友人から急に連絡がきて久々に遊ぶ約束をして会いに行くと、そこにはかなり様子がおかしい半年前とはずいぶん変わった友人がいました。私は異変を感じ取り友人に話を聞くと、彼はねずみ講に騙されて四十万の借金を背負っていました。その騙されたわけを聞くと彼は大学二回生になってから高校の時の先輩にいきなりSNSで「簡単にお金を稼ぐ方法を知りたくないか?」と話しかけられたそうです。友人も最初はさすがに怪しいと思いましたが、その先輩とはとても仲が良かったのでその流れで一回会うことになり、会話をしていくにつれ友人は本当に稼げると確信してねずみ講に手を出してしまったのです。そのとき友人はねずみ講のシステムを知らず購入してからしばらくしたときに騙されたことに気づき、しかしその時にはすでにその先輩とは連絡がつかなくなっていました。こうして借金を返すべく働かなくてはならなかったので私と連絡を急に取らなくなったそうです。彼はその後一年で借金を返済していましたが騙されていなければもっと大学生活を楽しめたのになあ、と今でも時折嘆いています。