カード払いの果て

学生時代の友人の話。
カードを持ち始め、それで買い物をするようになりました。
私は、両親からカードで買い物をすること、借金やローンを作ることを子どもの頃からよくないことと強く言われていたこともあり、カードの仕組みなど分からなかったのですが、社会人となり、接客業についたためカードの仕組みを知ることとなりました。
知ってからなお、自分の性格では歯止めのきかない使い方をするだろうということがあり、持ったことはないのですがシステムを知ってから余計にその友人の使い方が目についてしまいました。
彼女は、カードで支払うからとすぐ奢りたがります。
ラッキーだという人もいましたが、私はその友人が心配でたまらなかったので、自分の分は返していたのですが、自分の欲しいものも我慢ができなく、買い物をし続けていたことは知っていました。見合うほど、収入が高くないことも‥。
何回か使い方について諭したことがありましたが、右から左へと聞き流されているのはわかっていました。
長い付き合いとはいえ、彼女の財布にまで口出しすることもどうなのかとも思いましたし、彼女は実家暮らしだったので見た目にも変貌ぶりがあり、ご両親も気づくのでは?という思いがありました。
ですが、想像以上に使ってしまっていたのでしょう。
聞いた時には、消費者金融にまで手を出し当時は今より審査が緩かったので、数百万の借金に膨らんでいました。
お金をむしんされることはありませんでしたが金の切れ目が縁の切れ目ともいいますし、あえてこちらから貸すことを申し出ることはありませんでした。
彼女はどうにもならなくなり、昼間の仕事プラス夜の仕事を始め、なんとか返済しきれたようですが、夜の仕事の収入の良さに味をしめ、抜け出せないでいました。
もちろん、お金の使い方も変わることなく‥。
生活リズムもバラバラに会うことがなくなってしまい、今はどうしているのかわかりませんが、どんな仕事をしていても金銭感覚を狂わせてしまうと修正できないと感じました。

プロ

僕の友人はプロの野球選手になりました。

僕たちは小さい頃からお互いに野球にのめり込み、切磋琢磨しました。
僕は大学進学時に野球をやめてしまいましたが、友人は大学でも野球部に所属。

それこそ練習ばかりの日々だったと思います。
そのかいもあってか、見事ドラフトにかかり、プロ野球選手に。

詳しい方はわかってしまうと思うので、ドラフト年度や球団は控えさせてもらいますね。

プロになっても友人とはたまに連絡をとっていましたが、数年たつころにはめっきりと連絡の回数が減りました。
いつか1軍に上がったら球場に見に行こうと思っていましたが、その夢は叶えられることはありませんでした。

ある年の11月。
新聞に友人の名前が載りました。
察しのいい方はもうおわかりでしょう。
そうです、戦力外通告です。

なかなか芽が出なかったので、プロを首になってしまいました。

地元に戻ってきてからも、友人とはなかなかタイミングが合わなくて会えない日々が続きました。
そうこうするうちに共通の別の友人から借金についての話を聞きました。

どうやらプロで覚えた酒・ギャンブルの味を忘れられずに、プロを首になったのに同じような生活を続けていたようです。

税金は前年度の給料により決まりますので無職の友人には・・・
小さい頃から一心不乱に頑張ってきて残ったのは借金だけと思うと切なくなりました。