債務整理による問題

以前、知り合いが借金に苦しんで、司法書士に相談した結果、債務整理することになりました。
その際は、自己破産まではせずに済んだそうですが、司法書士からは自己破産のデメリットを説明されたみたいです。

自己破産のデメリットを聞き、あらためて借金という問題がイカに命取りになるかを知ることとなった…と話しています。

例えば、借金問題をそのまま放置し、自己破産になると、家など価値のある財産は手放さなければなりません。

しかも、手続きはすぐにできるワケでもなく、長期戦になります。それなのに、免責が認められない場合があったり、時間と費用もかかり、信用情報にも掲載されてしまいます。

そこまでしなければならないのか…自分はそう感じましたが、借金をゼロにする手続きなので、致し方ないのでしょう。
ゼロにするためには、厳しい面もあります。免責許可を判断するための調査もメンタルが崩壊する…そうしたことを司法書士の先生から伝えられたそうです。

財産処分に関するルールは厳格で、家、車など、価値のある財産は残せないと言われたそうです。しかも、債務整理をすると、事故情報が登録されます。ブラックリストは加盟するクレジットカード会社やローン会社などにも情報が提供されてしまいます。

そうなると、クレジットカードやカードローンの審査には通過できません。簡単につくった借金も、放置して額が増えたり多重債務になれば、こうした未来が待っているかもしれないから、自分も借金はしっかり返済しようと肝に銘じました。

デメリットもある

借金問題を抱えていた友人は債務整理をしています。
メリットとしては、借金返済の負担が軽くなることだったみたいです。負担が軽くなってからは、経済的に余裕が生まれたと話していました。

借金返済にあてていたお金も、他に回すことができるまでになり、生活の質が少し向上したみたいで、明るい毎日を送っています。

借金の負担が軽くなり、経済的にも余裕が生まれた友人ですが、債務整理によって精神的にも変化があったみたいです。あれだけ暗い表情で、鬱みたいな状態だったのに、債務整理にはメリットばかりだね、と話しをしました。

友人も、滞納していて、債権者からの取り立てがかなりプレッシャーに感じていたみたいで、解放されて喜んでいます。

私のなかで借金問題を解決するには破産するしかない…といったマイナスなイメージしかありませんでした。債務整理の方法によっては、破産せずに解決もできるなんて、いいことばかりだと伝えると、友人からはデメリットもあるんだと言われてしまいました。

たとえば、任意整理に応じるかは定かじゃないし、自己破産と比べると大幅な減額にならない、信用情報に掲載されたりといったデメリットもあるんだそうです。

返済計画の見直し交渉だから、自由度があるらしいです。債務者側が、応じるかどうかも自由らしく、最終的には大幅な減額に応じることはなかったみたいです。

メリットばかりではないからこそ、しっかりとした返済計画は立てるべきだと友人も話しています。