私は母子家庭で育ちました。物心がついたときには父親がいなく、父親との思い出や記憶はまったくありません。
中学3年のときです。校内でそこそこテストの成績がよかったために、三者面談のときに当時の担任から地域1番の進学校に行くことを進められました。高校を卒業してから就職も視野に入れていた私ですが、担任・学年担当・副校長から何度も説得されて、結局は進学校に行くことにしました。
受験はなんなくパスして無事合格になりました。
それから2年がたち、また進路についての話になりました。
高校でもそこそこの成績(さすがに高校ではトップではありませんでした)をおさめていた私は担任から国公立大学に行くことを勧められました。進学校といっても就職する生徒も1割くらいはいたのですが、下から数えたほうが早い生徒ばかりでした。
成績上の下くらいの私は当然大学コースにカウントされていました。就職は成績が悪い人のものだから、枠を使わないでくれとさえ学年主任から説得されました。
親に相談するとなんとかなるとのことだったので、大学に進学することに決めました。
下宿なんてするお金もなかったので家から通えるところ一本にしぼって受験。センター試験の点数だけで合格する点数だったので、なんなく受かりました。
結局私の進学費用はすべて奨学金からまかなっていたようで、大学卒業してから私が返済しています。40歳になったときに返済完了予定なので、それまでお先真っ暗です。