同僚の自己破産

会社の同僚の話です。
彼は地方の田舎から単身で集団就職にて上京してきました。
当時彼(以後はAとします)は30歳、アパート住まいで彼女はおらず、車が趣味(ロードスター)でした。
私は地元で実家から会社へ通っていました。
Aとは気が合い、とても仲が良く、男同士でドライブへ行ったり、サーキット場へも一緒に足を運んだりしていました。
ある日、Aが「ガソリンを入れたいけどお金がないから入れてくれない?」と、私は少し変に思いましたが入れてあげました。
そして今度は、「お米がちょうど切れてるからお米くれない?」と、不審には思いましたが困ってるから言ってくるんだろう、と思いAのいう様にしていました。
しばらくAが色々と「貸してくれないか」という状態が続いてた頃、会社の先輩が私に、「Aに色々と頼まれてたりしないか?」と聞いてきました、Aと私が仲が良かった事を知っていたので聞いてきたと思います、私は何も怪しむことなく今までのAにしてきた事を話しました、すると先輩が「やっぱりな」と、訳を聞くと様々な人達にお金を借りていたそうです。
そしてその事が公になったようで、蓋を開ければAは消費者金融からお金を借りまくっており「借金まみれ」で生活も破綻していた様でした、主にギャンブル(パチンコ)での借金みたいです。
会社の上司の助けもあり、同僚から借りていたお金も一旦精算し、Aは自己破産をしました。
その件があって以来、私に頼る事なく平穏な生活を送り、数年後実家のある故郷へ帰って行きました。
借金の事で会社に居られなくなった訳では無さそうで、親の面倒を見ないといけない、という理由でした。

 

 

 

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