26歳、債務整理

高校時代の友人の話です。高校卒業後から飲食業界に就職してすぐに彼女は初めてのクレジットカードを作ったそうです。 元々バイクや洋服・ブランド物が好きな女性だったので、高校時代からアルバイトに明け暮れ派手な生活をしていました。 20歳を過ぎるとお酒の趣味も加わり浪費はさらに加速。自由に使えるお金が増えて感覚がマヒしていた、と言っていました。 ある時カードの請求額に驚き、支払うために覚えたのがリボ払い。世間知らずな若者にとっては魔法のようなシステムです。 それからも彼女は当時の恋人との引っ越し費用や旅行など大きな額の支払いが増え気が付けば25歳の時には300万もの借金ができていたそう…。 しかし所得も多い彼女だったので、仕事をしながら返済していたそうです。 そんな彼女は26歳の時に、知人のご縁があり夢だった自身のお店を持つことを決意。 地元駅から少し離れた場所に小さな居酒屋をオープンしました。しかし、最初こそたくさんのお客さんが集まったものの 自然災害の多い年であったので、大雨や大型台風の影響を受け何度も水害にあうはめに…。 その度に設備の修理や、修理期間に営業ができずに借金は膨らむばかり。 26歳の時ついに債務整理をしたそうです。 20代中頃での債務整理に当初は落ち込んでいたものの明るい彼女は 「32歳には払い終わるしまだまだこれから!」と意気込んでいました。 その後立地も良くなかったこともあり、お店を手放し再就職した彼女は結婚を済ませ子供も授かり 今は細々と幸せに暮らしています。