母が内緒で借金をしていて、父を叱って返済させたこと

親は子供から見て威厳のあるものです。 あまり意見できない存在です。 しかしながら、現実は厳しいものです。 あるとき、母には恩義として、月給から毎月5万円仕送りしていました。ところが、平成5年あたり、私が自分の貯金はたいて会計士試験にうかり、大手監査法人に勤務が出来て約1年、今度は結婚資金を貯金しようとしていたとき、母から、25万円仕送りして欲しい旨、連絡を受けました。 この申し出には、ちょっと頭に来て、これが最後です。あとは父とやりくりしなさい、と叱った思い出があります。 父は、当時サラリーマンであり、母から毎月2万円のおこずかいしかもらっていなかったようです。 父は、営業マンです。金銭消費貸借契約など知りません。 事態の深刻さになかなか気がつかない父です。 やっと銀行の営業マンから金銭消費貸借契約を、母が父に話さす、役2000万円近くの借金をしていることを知り、元本返済期日が近いことを。 慌てた父親は、まず会社からもらう予定の退職金を前借りし、それでも足りないので、ゴルフ場会員権を売却し、自分の生命保険からも満期返礼金の一部を資金可しました。 これで返済期日までには2000万円を捻出しました。 そこから、母が、何に対して、お金を使っていたかの分析をするよう父に言いました。 母は、着物道楽であり、昔京都に住んでいたとき、どなりの着物屋から、無理やり着物を買わされていました。 当時の母は、認知症であり、隣の着物屋に騙されて着物購入していたわけですが、肝心の領収書が、ほとんど保存されてない。仕方ないので、着物屋を訴えることはまずあきらめ、父がライフエンドまで、嘱託て働くように申し出しました。 この一件で、資金管理は父親がすることになりました。 父と母は、それ以降、お金の話しはせず、嘱託の仕事で、母が借りたわたしの貯金は、遺産で渡すと言って来ました。 父は、5年前に死にましたが、約束のお金は、利息つけて返して来ました。 借金は、してはいけない。特に返済財源がない場合。 ただ、返済には、一生かかる面倒なものだとわかったものです。