ギャンブル依存症によって増えてしまった借金を返済するまでの苦労をした経緯

私には義理の兄がいて、姉の配偶者になりますが、この兄は20代前半からパチンコと競馬にはまってしまい、常に金欠の状態でした。仕事はしているものの、ギャンブルに費やすお金の方が大きくなり、誰も知らない間に消費者金融で200万円の借金を作っていました。更にその後に判明したことがあり、いわゆる闇金からの借金もしており、総額で500万円を超えていたことがあります。この義理の兄は性格は温厚で会話上手ということもあり、友人知人が多数いたのですが、友人からの借金を抱えていたことも判明し、最終的には800万円以上の借金額にまで膨らんでいました。困り果てた兄は自身の両親に相談をしたようですが、決して裕福な家庭ではなかったことで親戚から借金返済用にお金を借りる一方で、既に65歳を過ぎていた両親はアルバイトやパートをいくつも探して返済資金を作り出していました。肝心な義理の兄は自分で稼いだ給料は自分だけで使うだけで、借金の返済は常に両親や姉など他人任せにしていた経緯があります。何とか800万円の借金を返済できたのですが、3年後には再び500万円の借金を作り、一向に反省する意志がありませんでした。私も貯蓄から30万円の支援を行ったことがありますが、感謝されることなく年月だけ経過していました。この頃には離婚をしており、縁が切れた状態になったものの実際には2人の息子がいる環境で、私からすると可愛い甥っ子になることで義理の兄ではありますが、反省をしてすることを願い甥っ子に駄目な父親と思わせないように少しではありますが支援を継続していた時期があります。その後、5年程度が経過した時点でこの兄は3度目の多額の借金をしており、一時期行方不明になったこともあり、不憫に感じた私の母が20万円の資金を兄の実家まで向かい無償でお金を寄与した背景があります。年齢も40歳を超えているのでこの件で深く反省をしたようで、今では離婚をしているものの甥っ子に対しては良い父親としてギャンブルから足を洗うことに成功しました。

債務整理 弁護士 北九州

踏んだり蹴ったり

バイトの帰り、後ろから来た車にオカマを掘られ、バイクは大破した。
私、「痛っ!」
私にオカマを掘った人、「す、スイマセン」
バイクは大破したものの、私自身に痛みはない。
事故を間近で目撃していたドライバーさん、「診てもらったほうが良いぞ」

病院で診てもらったほうが良いのは分かるのだが、40代でアルバイトをしている私に経済的余裕はない。
私にオカマを掘った人も、私同樣に経済的余裕は無さそうに見えたのだが
通行人、「お兄さん、出血してるよ」
痛みは無かったが、腕から出血していたため、病院で診てもらうことにした。

大破でバイクは乗れないため、病院までオカマを掘った人に送ってもらった。
時間が経つにつれ、体のアチコチが痛くなり、検査を受けると「即入院」と言われた。
即入院と言われても、バイトの帰りで着替えはない。
着ていた服や履いていたズボンは、治療を受ける際にハサミで切られてしまい、病室では病院が用意してくれた浴衣を着た。
浴衣を着たのは高校の修学旅行以来、なんか嬉しかった。
しかし、トイレに行きたくても、足が痛い。水を飲みたくても、手が痛い。両手でコップを持ったのだが、口の中がキレており、水が飲めなかった。

怪我のことより気掛かりなのは、お金のこと。
お金を工面する術は、オカマを掘った人に支払ってもらうしかないのだが、その人は音信不通。
怪我が徐々に治ると退院が近づき、支払いが出来ない私は困った。
病院の待合室にいると、何処が悪いのか分からない患者が声を掛けて来た。
患者、「お金に困っているだろ?」
私、「分かりますか?」
患者、「この病院には、お金に困った奴が多く来るからな。幾らいるんだ?」
私、「30万円ほど」
患者、「オカマを掘った相手は分かっているんだろ?」
私、「はい」
患者、「だったら貸してやるよ」
その日の夜、その患者に呼ばれ病院の夜間出入り口に行くと、普通では無さそうな人に30万円を渡された。
私、「必ず返しますから」
患者、「入院中だから、逃げはしねえよな」
私、「逃げませんよ」
私は退院まで、私にオカマを掘った人を待ったのだが、結局現れず、借りた30万円は退院から2年掛かって完済した。